「検討します」と言われた時の効果的な営業の仕方 [仕事]
商談した時によく出る言葉として、
「検討しておきますから・・」と言った返事ありますが、
この言葉が色んな意味で「くせ者」です。
この言葉の持つ意味は大きく分けて2つあります。
1つは本当に検討するために出る言葉、
そしてもう1つは断る意味を含んでいる言葉です。
皆さんも経験あるでしょうが、
検討しておきますと言われてからしばらく経っても返事が無い、
あるいはこちらから回答を貰いに言っても
相変わらず検討するの一言で終わってしまうケース、
これはあなたに対して意地悪している訳ではなく、
逆にあなたに対して冷たく断るのも何だし倒だからやんわり断ろう、
と言った意味でその場を流すために出る言葉でもあります。
これが「検討しておきます」と言った言葉が持つ「くせ者」です。
この言葉が出たら要注意です。
8割方断るつもりであなたに言っていると思っても間違いありません。
断るつもりなのか?
それとも話しを進める意思があるのか、
それを確かめるために次のように話してみてください。
相手「検討しておくのですこし考えさせてくれる。」
貴方「そうですか、それではいつまでに返事頂けますか?」
相手「そうだね~、2、3日時間くれる。」
貴方「分かりました。それでは来週の月曜日に電話させて頂いても宜しいですか?」
相手「ああ、いいよ。」
貴方「分かりました。それでは、週の月曜日に電話しますが、
その前に、
もし必要ないというのでしたらはっきり必要ないと言って頂けますか?
その方がお互いすっきりすると思いますし、
これからの仕事にもプラスになると思いますので、
必要なければ必要ないとおっしゃって下さい。
宜しくお願いします。」
相手「ああ、分かったよ。」
これで「検討しておきます」のはっきりした真意を確認する事が出来ます。
最初は見込みがあると思って期待していましたが
ほとんどが断られてしまい無駄な時間を費やす事にっていました。
相手が貴方の事を想ってやんわり断る意味で出した「検討しておきます」の一言で、
逆にあなたの思いこみとそれに振り回された時間が全くのムダになってしまいます。
ですから、
「考えておきます。」
「検討しておきます。」
「○○と相談して見ます。」
「会議にかけて見ます。」
「来月当たりになればね・・・」
「もう少し、こう言うふうになればね・・・」
この言葉はほとんど遠回しに使う「断り」を持つ言葉です。
いかにも脈があるように思える言葉ですが実際は断るために使っています。
このような言葉が相手から出たら「要注意」です。
断るのか断らないのか、はっきり確認する事がお互いの為になりますので、
遠慮せずに聞いて行きましょう。
「断るなら断ってください。
その方がすっきりしますからお互いのためになります。」
これでOKです。
その他、営業方法で悩んでいる方は
こちらも参考になりますのでご覧ください。
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